- Naoko
4歳

朝、腑に落ちない顔して起きてきた次男が、
「おうちゃん、誕生日なのにまだ小さいねぇ。」と言った。
今日から兄くらい大きくなって、ガム食べられるのかと思っていたらしい。
とんだ可愛い勘違い。
土日は1人でスーパーにも行けるからと思って誕生日の買い出しに朝から行くと、
すんごい量の人。本当にが萎縮自粛の週末なのだろうか…て、自分も人のこと言えないのか。
緑のケーキ作ってお祝い。
桜介は生まれた時産声もほとんどあげなくて、肺に羊水が残ってしまったために呼吸が苦しくてすぐ小児科に入院したのだった。
先生は「よくあることだからそんなに心配しないでね」と言ったけれど、次の人の朝になったら夜中に容態が急変したから挿管しましたと言われて、挿管がなんなのかもよくわからないけれど保育器の中で色んな管に繋がれた姿がかわいそうで、
目も目やにでガチガチに固まって開いてなくて、まだお腹から出てきたばかりで、目も開かなくて真っ暗で、痛いこと色々されてどんなにか怖いだろうか…と、看護婦さんに「目の周りをふいてあげてくれませんか」とお願いするんだけど「ちゃんと拭いているのよ」と言われるだけ。
生まれて2日目の夜保育器の隣にいた時に丁度、目やにをベリベリベリッとして自分で目を開けて「あなた誰?」という顔で見つめられた時のことを忘れられない。
“隣に入られてよかった〜、はじめまして!!”と心で叫んだんだった。
もう4歳か。だいたいいつもお兄ちゃんの後回しだけど、たくましく育ってありがとう。